《日本の地方での遊び》赏析
仕事で地方に行くことがしょっちゅう(※同「いつも」「常に」「絶えず」)ある。今年は特に映画の上映会などで、多くの地方を訪れたものだ。函館、根室、美幌、釧路、襟裳、稚内……まあまあ、くまなく(※隅から隅まで)北海道を回っている。そんな土地へ行った時の私の楽しみといえば、やはりその土地土地の名物、美味しい料理である。札幌では食べられない、その土地の旬の食材を美味しいお店で楽しむことこそ、旅先での私の一番の楽しみなのだ。函館に行けば朝市で三色丼(※図1「さんしょくどん」、食材は一般的にカニイクラウニの3種類)を食べ、
↑(図1)
網走では自分で選んだカニ(※図2)をその場でゆでてもらい、
↑(図2)
稚内ではたこしゃぶ(※図3 章魚のしゃぶしゃぶ)、
↑(図3)
旭川でラーメン(※図4 特に醤油ラーメンがあっさりしてて有名である)を食べ、
↑(図4)
北見では焼肉(※図5 北海道内でも焼肉店が多いエリアとして知られる、北見市)を頬張る。
↑(図5)
私の「食」へのこだわりには周りもあきれている。事務所の副社(※副社長のこと)に「あんたは年寄りになったら何を食べるの?」などと深い質問をされてしまった。ならば答えよう。「消化の良いもの……」と。このような楽しみ方ももちろん旅の醍醐味であり、これで私は十分満足していたものだ。
しかしこんな私のような地方での楽しみ方は、「ひょっこ」(※同「ひよっこ」。雛鳥のこと)の遊び方だと最近気づかされたのだ。美味しい料理を食べるのももちろん楽しいが、大人の遊びは違う。「うまい酒を呑む」これこそが大人の遊び方のようなのである。
安田(顕)や社長(鈴井貴之の呼び名)やマネージャーと地方に行くと、まー、夜になるとそれはそれは(※ここは言葉で表現できないほどに素晴らしいという気持ちを表す意味である)楽しそうなのである。『水曜日どうでしょう』のロケなんかで、ちょっとした田舎の温泉旅館に泊まった時も、さっきまで甘い物ばっかり食べさせられて死にかけてた男(社長)が、「よし安田君行くぞ!」の一声で、場末の飲み屋に消えて行くのだ。そして次の日には決まって、二日酔いで死にそうな顔の安田に「おい、ひょっこ」と屈辱的な言葉をかけられるのである。そんなに自分の知らない街で飲むお酒は美味しいのだろうか。酒好きが語るには、大きな街より、場末のひなびた(※図6田舎風になること。田舎臭いこと。)感じの街を探険する方がワクワクするというのだ。
(略)
↑(図6)
注释/大原钟老师编辑/LILI图片/来源自网络
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