【日语共读】你 的 名 字(42)

  

  你的名字

  

  故事发生的地点是在每千年回归一次的彗星造访过一个月之前,日本飞驒市的乡下小镇糸守町。在这里女高中生三叶每天都过着忧郁的生活,而她烦恼的不光有担任镇长的父亲所举行的选举运动,还有家传神社的古老习俗。在这个小小的城镇,周围都只是些爱瞎操心的老人。为此三叶对于大都市充满了憧憬。

  然而某一天,自己做了一个变成男孩子的梦。这里有着陌生的房间、陌生的朋友。而眼前出现的则是东京的街道。三叶虽然感到困惑,但是能够来到朝思暮想的都市生活,让她觉得神清气爽。另一方面在东京生活的男高中生立花泷也做了个奇怪的梦,他在一个从未去过的深山小镇中,变成了女高中生。两人就这样在梦中邂逅了彼此。

  42

  文中的人称代词有重要作用,而中文的第一人称【我】已经反映不出性别,故采取我(♂),我(♀)的方式表现。

  太陽を透かしたカエデの葉群れが、染めたように赤い。空気はからりと乾いていて、気持ちのいい風には枯れ葉の匂いがたっぷりと含まれている。十月。この町はいつの間にか、もうすっかり秋なのだ。

  阳光浸润下的枫叶,像是被染色一样,空气涩涩的发干,适宜的微风满挟着枯叶的气息。十月。这座町落也在不知不觉间,沉入秋天。

  そういえばこの婆ちゃん、いくつなんだろうな。

  说起来这个婆婆,已经多少岁了呢。

  俺は目の前の小さな背中を眺めながら考える。こんな山道でも和服姿で、意外にも健脚で、でも腰は絵に描いたように折れ曲がっているし杖もついている。年寄りと暮らした経験のない俺には、彼女の年齢もコンディションも見当がつかない。

  看着眼前矮小的背影我(♂)这样想到。在这样的山道上还穿着和服,真是出乎意料的健朗,但是腰身如画里一样弯曲有致,手里还拿着拐杖,对于没有和老年人相处经验的我来说,实在看不透她的年龄和身体状况。

  「ね、婆ちゃん!」

  【婆婆!】

  俺は駆け出し、婆ちゃんの前で膝をつき、背中を差し出した。この小柄な婆ちゃんが三葉たちを育て、いつも美味い弁当を詰めてくれているのだ。

  我(♂)抢上前去背对婆婆弯下腰。就是这个瘦小的婆婆养大了三叶,每天都准备好美味的便当。

  「おぶらせて、良かったら」

  【我(♀)来背你吧】

  おや、ええんかい?そう言いながらも嬉しそうに、婆ちゃんが俺の背中に体重を預けてくる。遠い昔に誰かの家でかいだような不思議な匂いがぷんとする。一瞬、以前にもこんな瞬間があったような、不思議なあたたかな気持ちになる。婆ちゃんはすごく軽い。

  诶,真的没问题吗?问询中透漏着喜悦,婆婆体重落到了我(♂)身上。遥远过去家族群落的不可思议的气味就扑面而来。一瞬间。仿佛以前也经历过这样的时刻,再度不可思议的温暖感情萦绕在心间。婆婆着实很轻。

  「婆ちゃん、すげえ軽――うわっ」

  【婆婆,真轻啊——呜哇】

  立ち上がった瞬間に重みで俺の膝がかくんと折れて、ちょっとお姉ちゃん!と文句を言いつつ四葉がとっさに支えてくれた。そういえば三葉の体も、けっこう薄くて細くて軽かった。こんなんで生きれるって不思議だな、と俺はなんだかじんとする。

  站起来的一瞬间背上的重量就似乎让膝盖不堪重负,小心点啊姐!旁边的四叶赶忙过啦扶着。这三叶的身体,也一样纤细弱小。用这样的身体来生活还真是不可思议,我深深的这样想道。

  「三葉、四葉」

  【三叶,四叶】

  背中で婆ちゃんがゆったりとした声を出す。

  背上的婆婆不紧不慢。

  「ムスビって知っとる?」

  【你们知道MUSUBI吗?】

  「ムスビ?」

  【MUSUBI?】

  俺のリュックを腹に抱えた四葉が、隣で訊き返す。木々の隙間の眼下には、丸い湖の全体が見えている。ずいぶん高く登ってきたのだ。婆ちゃんを背負って登り続けて、三葉の体は汗だくだ。

  抱着我(♂)的包的四叶,在旁边反问道。树木的间隙中,正可见眼下圆形的湖面。已经爬到了很高的地方。背着婆婆的三叶的身体,已经浸满了汗滴。

  

  主播:生菜

  小编:ミアオ

  责编:日语之声