夜型人間の特徴
「夜型=朝弱い人」というイメージが定着しているため、早起きしたいけど無理だと諦めてしまう方もいるかもしれません。
夜型人間を朝型に変えるためには、以下のポイントに留意しましょう。
朝起きてすぐに、太陽の光を浴びましょう。
朝に光を浴びることで体内時計がリセットされ、朝型にシフトしやすくなります。
部屋に朝日が差し込むと自然と目覚めやすくなるので、遮光カーテンを使っている方は、非遮光に変えてみるのも良いでしょう。
「朝は眠いのに、夜になると目が冴えてしまう」という方は夜型人間です。
日中を活発に過ごすと寝つきが良くなるため、頭と体を使ってほどよく疲労感を得ましょう。
たとえば勉強や読書などをおこなうと眠くなることがありますが、これは脳が過度な疲労を防ぐために眠気を誘発する睡眠物質を蓄積しているからです。
勉強などをして新しい知識を蓄えることで、眠りにつきやすくなります。
また運動することも朝型に直すのに効果的です。
人の体温が最も高くなる夕方に30分ほどランニングやジョギングなどの有酸素運動をおこなうと、就寝時間帯に深部体温が下がって入眠しやすくなります。
ちょっと眠くなってきたなと思っても、つい夜更かししてしまうこともあるものです。
時間がたつと眠気が消えてしまうので、眠くなったときはすぐに布団にもぐり、睡眠時間をしっかり確保しましょう。
強い光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が阻害され、さらに体内時計も遅らせてしまうと言われています。
メラトニンは眠気を誘発させる作用や体温を調節してくれる働きがあるのです。
メラトニンの分泌を促し、スムーズな入眠、質の良い睡眠の為に、寝る前のくつろぐ時間の室内の光を100〜150ルクス([lx]ルクス:照度の単位)、寝るときには20〜30ルクスくらいにすると良いとされています。
一般家庭の夜の室内の光は500〜700ルクスの明るさがあります。また、夜のコンビニやスーパーマーケットの光は1500〜1800ルクスあります。
コンビニやスーパーマーケットの光に比べたら一般家庭の室内の光はそれほど強い光とは感じられませんが、眠気を誘発し、スムーズな入眠を叶えるためには500〜700ルクスという光は寝る前には強すぎてしまうのです。
ですので夕方〜夜はようにしましょう。
夜型の方のなかには時間があるからと、夜に運動する方もいるでしょう。
しかし夜に激しい運動をすると交感神経が優位になり、体温が上がって寝つきが悪くなります。
筋トレやジョギングなどは夕方におこない、夜は軽いストレッチなどで済ませるようにしましょう。